2016年7月9日土曜日

Pride Parade ~トロントのゲイパレード~

トロントには実に様々な国から来た人たちがミックスして住んでいます。
アジア、中東、南米、ヨーロッパ各国の文化が共存し、トロントにいるだけで様々な人種・文化と交流ができることは一つの大きな魅力です。
そのような環境からか、カナダ人は非常に寛容的で、固定概念というものはあまりないように感じます。いろいろな価値観、文化を理解し、受け入れてくれる社会です。
それは国の違いだけではなく、性的な観点でも言えます。

毎年、6月末~7月初めにダウンタウンで大きなイベントが行われます。
その名も "Pride Parade" (プライド・パレード)
これは " ゲイ" がテーマのイベントです。

ゲイという価値観・文化を誇り(プライド)に思う?という意味が含まれているのでしょうか。。非常に派手で大きなイベントです。
そのシンボルカラーは虹色。この時期になると街中あちらこちらで虹色のカラーを見ます。また、トロントにはある一角にゲイタウンと呼ばれているエリアも存在します。。

ダウンタウンにあるChurch St. & Wellesley St. エリアはゲイタウンとして有名です。


今年のプライドパレードは7月3日に行われました。
そして今回はなんと、あのジャスティン・トゥルードー首相がパレードに参列し、例年以上に大きな賑わいを見せました。
カナダ首相がこれに参加したのは今回が初めてです。歴史的な出来事となり、話題を呼びました。





私は過去に1回だけ見に行ったことがありますが、とにかくすごい賑わいです。。
人の量はハンパないし、かなりテンションが高くて変な?人たちが多いです。
ゲイやレズビアンなど・・・性的なマイノリティの壁を越え、みんなとにかくハッピーといった感じです。

カナダでは同性結婚が認められて10年が経ちます。
同性結婚が合法化されている国はまだまだ少ない中、カナダはそういったことに対して非常にオープンな環境です。
これもカナダの大きな魅力でしょうか。

こういった同性をテーマとしたイベントは世界中にはほとんどなく、おそらくこのプライドパレードが最大といえるものでしょう。



今、世界中でマイノリティに対する差別問題が起きていますが、
少しでもこのように、みんながハッピーになれる世界ができていくといいですね。